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設計事務所選びについて②

 

前回からの続きです。

 

前回設計事務所選びのポイントとして

 

①木造2階建てでも「耐震等級3」の構造計算を行っているか
②家の断熱性能に関する記載があるか
③家(だけではなく建物の設計全般も含)の設計に関してしっかりとした考え方、
 理念が記載されているか
④施工事例の紹介やブログやSNSで施工中の物件を紹介しているか

 

の4つを挙げました。

 

それぞれについてご説明していきたいと思います。

 

①について
工務店の時と同様ですが、木造2階建てでも「耐震等級3」の構造計算を行っているかを
ご確認下さい。
俗にいうアトリエ事務所(デザイン重視の設計事務所)などはこのご時世でも構造よりも
デザイン重視なところが数多く存在します。
もちろんデザインは家にとって重要な要素の一つですが、デザインを優先するために
構造をないがしろにすることは本末転倒です。
デザインが良い事例やホームページに惑わされず、まずは「耐震等級3」の構造計算を
行っているかをご確認下さい。

 

②について
こちらも工務店の時も書きましたが現在の住宅業界は断熱性能の過渡期に来ています。
小規模の建築物(住宅等)への省エネ法適合義務化が今年見送られてしまい、
ますます日本の断熱性能向上、CO2排出抑制が進まなくなってしまう事が懸念される
この時代に、しっかりとした断熱性能向上のための考え方や施工を行っている設計事務所は
はやり信頼できます。
この断熱性能についてまったく触れていない事務所であれば少し考えた方が良いかもしれません。
普通の設計は行っていても今後求められる断熱性能や気密性能、一次エネルギー消費量
削減などの計算等を理解していない可能性があります。


次は③と④についてになりますが、少し長くなってしまいましたので
次回に続きたいと思います。