· 

住宅の外観の色について②

 

前回は外観の色の最近の流行などもお話させて頂きました。

 

あとは好きな色を入れようとして3色以上で貼分けたり、塗ったりしているお宅も見受けられます。


しっかりと色のバランスを考慮して選択しているのであれば良いのですが、
なかなかそうとは限らないお宅も多い気がしています(^^;

 

外観の色というのは外壁の色だけではなく屋根の色、雨樋の色、サッシの色、玄関の色などさまざまな
デザインと色が組み合わされます。

 

このすべてをしっかりと考慮して全体的に色をまとめないとちぐはぐした色合いの住宅となってしまいますので
とても注意が必要なんです。

 

私の考えでは外観の壁の色は1色、若しくはアクセントとして使って2色までだと考えています。


さらに外観形状や周辺環境、そして何よりも自然の中に溶け込むデザインと色であるべきだと考えております。

 

私が設計させて頂く場合はまずお客様のご希望をお伺いさせて頂きますが、住宅の形状やデザイン、
生活スタイルや周辺環境に合わせて最適な色合いと柄をご提案をさせて頂いております。

 

もしどうしても私のご提案には納得がいかず、奇抜なデザインや3色以上の貼分け、周辺環境と合わない
色をご希望される場合には大変申し訳ございませんがご縁がなかったという事で設計をお断りさせて頂く事になります。

 

それだけ私は住宅のデザインにポリシーをもって設計を行っているという事をご理解頂ければ幸いです。

 

もし他社で住宅の設計をお願いする方がおりましたら、
only oneの自分だけの目立つ外観!!!という考え方も悪くはないとは思いますが、
周辺環境に合わない、自然な色合いではないものはやはり他人の目からするとちょっとどうかな・・・

という事になりかねませんので、色を選定する際は設計士やコーディネーターの方に必ず相談して
アドバイスを聞く事をお勧めします。