一級建築士製図試験「頭を使う作業・手を動かす作業④ 作図編」

 

前回は計画の要点の記述での「頭を使う作業」の説明しました。

 

次は②の作図について考えてみたいと思います。

 

「作図」は一級建築士製図試験の約半分の時間を費やすとても大変でかつ大切な作業になります。

しかも約3時間で全て描き切らなければなりません。

 

また約3時間ぶっ通しで描かなければならないため体力も必要ですよね。

余談ですが自分は本試験の時作図作業に入る直前にビタインゼリーでエネルギーチャージしました!

 

図面や記述が未完成ですと一発OUTになりますので、

図面を描ききる事は採点の土俵に上がるためにはとても重要な作業になります。

 

この「作図」は「手を動かす作業」になります。

 

というか頭を使って考えてはいけません。

 

作図に入るという事はエスキスも全て終了し1/400図面を作成済、計画の要点でどのような建物を

計画したかもまとめています。

もうこの課題への回答の全がエスキス用紙と計画の要点の用紙にありますので、

それらをすべてまとめて1/200の清書図面を仕上げるだけだからです。

 

ですので作図作業に入ったらひたすら描きます。

 

何も考えません。

 

ひたすら手を動かして描きます。

 

ここは思考する事が出来る「人間」を捨てて何も考えない「作図機械(マシーン)」と化して下さい!

 

この作図段階で迷いがあったり、悩んだりして手が止まってしまうと、

作図を仕上げなければならない約3時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。

 

ですので作図に入ったら全て描き切るまで手を止める時間があってはダメなのです。

 

ただ、この作図を手を止めずに約3時間で描き切るのは一長一短ではなかなかできません。

 

日々のトレーニングが絶対に必要になります。

 

ではそのトレーニング方法について次回から説明したいと思います。