前回は耐震等級3の構造計算の大切さをお話しさせて頂きました。
ただお話だけではなかなかピンとこないと思います。
そこで読んで頂いている皆様にも目で見て分かりやすい画期的なソフトをご紹介したいと思います。
木造住宅 倒壊解析ソフトウェア 『wallstat』です。
開発者は京都大学生存圏研究所生活圏構造機能分野准教授の中川貴文氏。
入力した建物に相応の地震力を与えた場合の損傷状況と倒壊過程をシュミレートする数値解析プログラムです。
うーん、ちょっとどころかすごく分かりずらいですね(^^;
簡単に説明をしますと、
計画している建物が地震が起きて揺れた時にどの様な影響を受けるのかを動画で見ることができるソフトです。
倒壊してしまうかもしれませんし、損傷だけで済むかもしれませんし、まったく問題なく残るかもしれません。
ただ耐震等級1と耐震等級3とではあきらかに違いがあります。
非常に素晴らしいソフトでしかも無料という驚愕のソフトウェアなので是非お勧めしたいのですが、
建築設計の専門家でも入力方法がまだ難しいため連動できるCADソフトがないと使いこなすのはなかなか
難しいかもしれません。
私も二日間の講習会に参加して最初から入力する方法を学んできましたが、
現在はarchitrendや構造EXなどの構造計算ソフトから連動できるのでそちらを利用して使用する事をお勧めします。
是非googleなどでwallstatと入力して検索してみて下さい。
ギャラリーから参考の動画も見ることができるのでご興味がある方はご覧になって頂ければと思います。