前回まではライフラインについてご説明させて頂きました。
建物を建築する上での土地選びについての注意点として土地の形状があります。
②土地の形状
土地の形状によって建物の形状も大きく変わります。
基本的には整形な土地（四角形から長方形の形状）が良いです。
さらに欲を言えば南北側に面している方向が長い方が冬の日射取得を上手に取り入れる事ができます。
先が細くなっている三角形の土地やガタガタの形状の土地、幅が狭く極端に細長い長方形の土地などは
間取りを考えること自体は出来ますが耐震性能的に不利になる可能性が高くなります。
ただそんな良い立地条件や土地形状の物件はそうそうありませんので（＾＾；
土地選びでまず最初にお話しをしました「なぜその場所の土地を購入されるか」によって、
土地選びが限られてしまうと思います。
どんな土地でもその土地や立地条件、風土などを基にその土地に適した建物を設計する事が私の仕事です。
どんな土地でも間取りを考えさせて頂く事には自信があります。
ただし耐震等級3の設計ができない、お施主様にとって不利益な間取りになってしまう、
結果お施主様が安心して幸せに暮らすことができないと判断させて頂いた場合には、
その土地の設計はお断りさせて頂く事になると思います。
不整形な土地でも上記条件がしっかりと確保が出来れば、もちろん全力で設計させて頂きます。