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浴室や洗面所、トイレが寒い!という方へ

 

最近の住宅を購入された方でも1月~2月の一番寒い時期では
浴室や洗面所、トイレ、廊下などがエアコンなどの暖房器具を使用しているLDKと比べると
かなり寒い状況になっている方も多いと思います。

 

家の断熱性能が低いと暖房している部屋と暖房していない場所の温度差がかなりありますので
この一番寒い時期に暖房していない場所で一定時間過ごす場合は注意が必要です。

 

「ヒートショック」という言葉を聞いた事があると思いますが、
暖房器具を使用した暖かいリビングなどから温度の低い浴室や洗面所に移動すると
体が温度変化の影響を受けて血圧が急変し、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす恐れがあります。

 

この「ヒートショック」で亡くなられている方は、
なんと交通事故で亡くなられる方の4倍以上にもなるのです。

 

これはかなりビックリな数値ですよね。

 

でもそれだけ身近にあるとても危険な状態なのです。

 

その「ヒートショック」を防ぐ方法として「家の断熱性能を上げる」事が一番良い方法です。

ただ大きな工事が必要となりますので今年の冬を何とか乗り切りたいという方向けの簡易的な
方法をお伝えします。

 

①洗面所やトイレに簡易的な暖房器具を設置する。
 小さい電気ストーブなどでも良いと思います(省エネ効果はないですが・・・)

 

②お風呂に入る前に浴室のシャワーを出しっぱなしにして浴室の中の温度を上げる。
 (こちらも省エネ効果はないですね・・・)

 

③洗面所がもしリビングから入れる場合にはドアを開け放しにして暖房する。

 

以上簡単ではありますが即効果はあります。


ただしあくまでも取り合えずの対応になりますので推奨する方法ではありません。

 

命の危機に直面している方への今すぐに対応できる命を守るための簡易的な方法ですので、
すぐに断熱改修ができない方は自分の、そして家族の命を守るために是非実践してみて下さい。