方位や周辺環境による間取りの影響の他にその土地に道路がどの方位に接道しているか
によっても間取りが大きく変わります。
南側に道路が接していれば南側に庭や駐車場が配置される上に道路の幅もありますので
日射取得に有利になります。
北側に道路が接している場合は北側に駐車場を設ける事が多いため、
建物自体を南側に寄せて計画するようになります。
そのため日射取得が不利になりますので日射取得対策を検討する必要があります。
ただ南側は道路に面していないので庭のプライバシーは確保できます。
東西に道路が面している場合も敷地自体が東西に長い場合も多いため、
北側に面する道路の場合ほどではありませんが南側の日射取得を考慮して設計する必要があります。
南側道路なのか北側道路なのか東西道路によって駐車場の配置も変わります。
この駐車場の配置も間取りに大きく影響があります。
1台なのか2台なのか、駐車場のスペースによっては建物形状が限られてしまう事もあります。
このように道路がどちらの方位にあるかによって間取りの考え方が大きく変わりますので
その道路位置によって最適な間取りを考える必要があります。