一級建築士製図試験 大前提の考え方④

 

前回はアプローチのお話をしましたので今度はゾーニングについて。

 

ゾーニングは課題文で求められている要求室やその他の施設をどのようにグループ化して
各階に配置するかを考えます。

 

そのために必要な作業があります。

 

それは「機能図」を作成する事。

 

これが一級建築士製図試験のエスキスを行う上で最重要ポイントとなります。

 

では「機能図」とは一体どういったものなのか?

 

私が実際に製図試験本番で作成した機能図の参考を写真で添付しておきますが、
メインエントランスを中心に課題文にある要求部門の中の要求室をまずグループ化します。

 

このグループ化をした段階で各グループにマーカーで色分けします。


この色分けは視覚的にも確認がしやすいため重要です。

 

そして課題文にある部門や要求室の関係性(~から直接アプローチできるetc.)も
記載して関連付けを行います。


ここが視覚的に分かると漏れなく計画できます。

 

まずここまで「機能図」を作成出来ればゾーニングで足切りになる事から抜け出せます。

(もちろんこの「機能図」を活かせずにプランしてしまったら本末転倒ですが・・・)

 

ゾーニングに不安のある方は是非この「機能図」作成のトレーニングをしてみて下さい。