前回はフローリングについてお話させて頂きましたが床材はまだまだいろいろな種類があります。
フローリング以外にリビングや廊下、各お部屋にも使われるのがカーペット。
最近はあまり使用する方が少ないと思いますが、保温性があり柔らかく触り心地が良いというメリットがあります。
ただ汚れが溜まりやすくお掃除が大変というデメリットもあります。
しっかりと掃除をしないとダニやカビが発生する原因にもなってしまいますので注意が必要です。
カーペットの中でも全体に敷くための長いロールカーペットと40㎝各程度のタイルカーペットという商品もあります。
タイルカーペットは40㎝程度に分かれているため汚れた場合でも1枚剥がして掃除したり取り換える事も可能です。
カーペットはお部屋をとても柔らかい雰囲気にしてくれるので癒しの空間としてコーディネートするにはとても
良い商品だと思います。
洗面室やトイレなど水回りの床によく使用される床材でCFシートという商品があります。
CFというにはクッションフロアの事で踏み心地が柔らかいクッション性のある床材です。
表面は塩化ビニール素材で水を弾くため防水性があります。
表面の塩化ビニール素材は木目やタイル、大理石など様々な柄のバリエーションがあるので自分好みの床柄を
選ぶことができます。
ただビニール素材のため経年劣化や重い家電(洗濯機など)を置くと痕が残ってしまうというデメリットがあります。
デザイン性と防水性があるので水回りに使用するにはとても良い商品だと思います。
私の設計ではカーペットはあまり使用していません。
はやりお手入れが大変であるという事と木の無垢材の良さを是非味わって頂きたいという気持ちがあるからです。
CFシートに関してはトイレには使用する事があります。
トイレですので汚れが無垢フローリングについてしまう可能性もありますので、ここは住まわれる方とのご相談になりますね(^^;
便器内に水が溜まっているので結露する事がありますが、これは高断熱高気密住宅であれば結露する可能性は非常に低くなります。