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内装の壁仕上げについて【ビニールクロス】

 

住宅の室内の壁の仕上げで最も一般的に普及しているがビニールクロスという商品です。

 

ビニールクロスというのは表面がポリ塩化ビニール樹脂で出来ていて紙で裏打ちされいる商品で、

住宅やアパート、マンションなどでも一般的に使われていますので馴染みがある方も多いと思います。

 

表面には様々な色や柄、テクスチャーが加工されており、織物調や石目調などの一般的な柄から、

木目調、大理石調などの石目柄やレンガ調などの自然素材風なデザイン、和紙調や京壁調など和風なデザイン、

さらにはキャラクターがプリントされたデザインのものなど多種多様で豊富なデザインがあります。

 

建物の全体的なイメージに合わせて各お部屋毎に素材を変える事が可能で、消臭、汚れ防止、防水などの機能性も

備えたビニールクロスもあり、価格も安いという事から一般的に使用されることが多いと思います。

 

本物の木や石、レンガを使用しなくてもかなり実物に近い柄のものがありますので、

例えば壁一面のみを木目や石調で貼り分けてアクセントとして見せる貼り方や、キッチン周りをタイル調や

レンガ調で仕上げて雰囲気を変えてみたり、天井を木目柄として重厚感のある落ち着いた雰囲気にしたりと

様々なデザインが出来るのが魅力です。

 

ただやはり工業製品ですので微量ながらもホルムアルデヒドが含まれていますのでアレルギーのある方などは注意が必要です。

 

建築基準法でホルムアルデヒドの放散量に対して使用できる面積が規制されています。

 

ホルムアルデヒドの放散量で等級が決まっておりF☆☆☆☆→F☆☆☆→F☆☆→F☆の順に☆が少ない方が放散量が多い表示になります。

ほとんどのメーカーはF☆☆☆☆(フォースター)という最上位規格の商品になっていると思いますので面積の規制なく

使う事ができますがホルムアルデヒドが0という事ではなく微量に含まれていると考えて頂いた方が良いと思います。

 

これはビニールクロスだけではなく貼りつける糊にも含まれている場合がありますので糊まで確認する事が大切です。

 

もしアレルギー体質であれば仕上げ材は自然素材(次の機会に説明しますね)を使って頂いた方が良いと思いますが、

特に今までビニールクロスを使用した家に住んでいて問題がない方であれば、新しい住宅でビニールクロスを使用されても大丈夫だと思いますので

一度モデルハウスやオープンハウスなどで実際にビニールクロスを貼った家に行ってみて体感して頂くのが良いと思います。