一級建築士製図試験 過去の課題を有効に活用しよう!!

 

一級建築士製図試験を受験される皆さんはもうすでにご承知の通りだと思いますが、今回初めて受験するので知らないという方のためにご紹介しておきます。

 

一級建築士製図試験の過去の課題は「公益財団法人 建築技術教育普及センター」のホームページで確認する事ができます。

 

現在は平成25年の課題「大学のセミナーハウス」から昨年の「高齢者介護施設」まで、問題用紙、答案用紙、合格基準等(採点のポイント、採点結果の区分、合格基準)、標準回答例とそれぞれダウンロードする事が可能です。 

 

この過去の課題のデータをダウンロードできるというのは本当にありがたい事だと思います。

 

なぜありがたいかと言いますと、この製図試験というのは過去の課題をいかに読み解いて、いかにこの試験の本質を知る事ができるのかにかかっているからです。

 

過去の課題文、過去の標準回答例を読み解けばこの試験が求めているものが見えてきます。

 

そして合格基準等で示されている「空間構成」「建築計画」~などの採点のポイントを確認すること、これがとても大切な作業なのです。

 

特に「空間構成」には【足切り】があると明言されています。

そのため「配置計画」「ゾーニング・動線計画」「要求室等の計画」「建築物の立体構成」については確実にトレーニングをする必要があります。

 

まずそれぞれの内容のトレーニングをする前に過去の課題を読み解く事を初めて下さい。

 

では過去の課題の読み解き方について次回詳しく説明していきたいと思います。